BIA HOI HANOI

 今日の朝ご飯はフォー・ガー(チキンヌードル)。
朝飯を食べ終えた僕は、ホテルを出発し、ハノイの街をブラブラと歩いていた。
ベトナム人は外国人相手に商売をしていない人達は、みなさんいい人ばかりです。
僕とすれ違う人達は笑顔で「ハロー」「コンニチワ」「シン・チャオ」と挨拶してゆく。
僕も笑顔で「シン・チャオ」と挨拶をする。
たまに写真を撮らせてもらうが、みんなシャイなのか、なかなか撮らせてくれません。
そして歩き疲れたらカフェで休憩をしておりました。

ある日のこと。メッチャ歩いたので足が痛くなってしまった。
今日はよく歩いたのでHANG GAストリートまでシクロで帰ろうと思い、紙に値段を書いて2,000VNDで行ってもらうことになったが、しかし!このオヤジは到着すると俺に20,000VNDと言ってくるのでブチッ!きてしまいました。
俺もベトナムへ来て、学びました。本音で生きていけば良いと言うことを。
またまた日本語&英語で「何言ってんねん!オマエ2000VNDでええ言ったやろ!」と値段交渉の時の紙を見せて、「オマエこれでOKって言ったよな!」

そしたらオヤジ10,000VNDでええわと言ったが、「何が10,000VNDやねん!2,000VNDじゃ、オマエ外人をなめとんのか!」などと言っていると、第三者が介入してきて、俺に英語でなんか言ってきたが、俺にはそんなもんわかりません。
「ウルサイ!あっち行け!」第三者はあっさり退散。

ビア・ホイ・ハノイ
その日のメニュー

はいはい。そんなら4000VND払うからもうオッサン帰れ。と言ったがオッサン納得いかない。
「シクロのスクリューが壊れたんだ。」いままで俺を乗せてここまで来たくせにわけわからんこと言うな。
「そんなもん知らない。俺は関係ない」もうオッサン顔真っ赤で半泣き。
このままじゃ埒あかんので5000VNDで成立。結局2.5倍の値段を払わされたが、久々にボロクソ言い争いをしたので気持ちよかった。

なんでベトナム人はあとになってからこんなことを言うのでしょうか?
初めから正直に言っとけばいいのに。
まぁ今回の事は、あのオッサンにはええ教訓になったやろ。
僕は一人ストレス解消をし満足していつものBia Hoi HANOIへと向かった。

Bia Hoi(ビア・ホイ)とは、ベトナムの居酒屋というか、酒が飲める、食堂です。
僕はハノイ滞在中の6泊7日のうち晩ご飯を食べに3回この店に来ました。
今日はメッチャ腹減っていたので、おかず2品とビールを頼んだが、出てきたのは’あて’だった。
ポテトフライとさつま揚げのようなおかずでした。

これじゃ腹一杯にはならないので、ベトナムにきて一番のお気に入りチャーゾー(揚げ春巻き)を注文。
そして白米をたのもうと茶碗に山盛りのご飯の絵を描いて見せたら、伝わったが、絵と同じように山盛りのご飯がやってきた。
ベトナムの米は、パサパサしていたが、おかずと一緒に食べると美味しかった。
店の少女から、白飯のベトナム語を教えてもらったが忘れた。
やっぱその場でメモとらなあかんわ。

ハノイにて

ここのビアホイは貫禄のあるオバサンがしきっていたが、このオバサンにはとても世話になった。おかずを一品やビールをおまけしてくれたり、話をしたり(どっから来たん?やハノイどう?)
そんな話だったが僕にはハノイで一番楽しみな所でした。

客も俺がどんな物を食べるか興味津々だったり、外国人がこのような場所で飯を食うのが珍しいのか相手にしてくれて、話しかけてきたり、タバコをくれたりしたし、店の少女にベトナム語を教えてもらったりと、昼間の疲れを癒してくれる場所でした。もちろんボッタクリもありません。
腹一杯食べて、ビール飲んで、だいたい25,000VND前後(約200円)の値段。

またハノイに行くことがあったら、またこのBia Hoi HANOIに通いたい。
飯うまいし、楽しかったし、ハノイで一番印象に残っている所だ。
さぁ明日は日帰りツアーです。
US70$のツアーってどんなものなんでしょうか?

ONE DAY TOUR

 今日は70US$のハ・ロン湾一日ツアーに行ってきました。
結果はあきれて、ものも言えん。と言うくらい人をバカにしたボッタクリでした。
でも、まぁ良い経験にはなりました。

朝、8時前に俺はホテルの人にバイクでツアーバス乗り場まで連れてこられました。
「あれ?レンタカーで行くんちゃうん。」でた!初っぱなからウソです。信じた俺が悪かったのか?
騙したホテルが悪いのか?やっぱり騙したプリンスホテルが悪い。
こいつら俺にレンタカーの写真まで見せて「これで行くから」なんて言っていたがオオウソツキ野郎です。

さて、ツアー客を乗せたボロバスは4時間半かかって、ハ・ロン湾に到着。
そして観光客相手のクソまずいレストランで昼食。ここまでまずいとムカツキます。
人をバカにするのもほどほどにしとけよ。それと箸が使えない欧米人にはフォークぐらい出したれよ。
箸が使えない欧米人の方たちは、手づかみで食べられるものだけ食べてました。かわいそうに。
おまけに飲み物代は自腹でした。

昼食を食べた後、バスで船着き場まで移動し、ここで1日ツアー客と2日ツアー客に別れた。
1日ツアー客は俺とベトナム人のおばちゃん2人の計3人だけでした。なんと寂しいことでしょうか。
あんなにたくさんの人がいたのに・・・
そして船は俺ら3人とツアコン1人、土産の売り子の姉ちゃんの5人を乗せて出発。
船は、どんぶらこー、どんぶらこーと、ゆっくりと進んでいる。
景色はきれいだが、心地よく揺れる船のリズムにウトウトしてしまい、寝てしまった。
目が覚めると遠くに見えていた島が、目の前に来ていた。

船着き場とハ・ロン湾

 島に到着し散策。景色はよかったが、ここはたんなる景勝地。写真を撮る気にはなれずブラブラ。
どうやら島の内部の鍾乳洞を歩くのがこのツアーのメインのようだ。
みなさん「Beautiful!」や「Great!」などと叫んでいるが、あの溶けたようなドロッとした岩を見ていると、俺はこんな気持ち悪い空間に居たくない。
はやく出たい。アカン少し頭痛がしてきた。
俺の気持ちとは裏腹にこの鍾乳洞はとてつもなくデカイ。
自然の神秘か奇跡かわからんが、どうでもいい。早く出口に行きたい。

結局、島に到着してから次ぎの船に乗るまで約3時間もかかってしまった。
帰りも行きと同じように船に乗り、船着き場に到着。あとはハノイまで帰るだけです。
これでUS70$はボッタクってます。帰ったらあいつらに何て文句を言おうか考えています。
帰りこそはレンタカーかなと思っていたが、甘かった。
俺ら3人が乗せられたのは、なんと地元の乗り合いバス。
メチャクチャボロイ。もう言葉が出ません。

しかしここからハノイまでの道中は結構楽しめました。
車内は荷物がたくさん積んでいて、ベトナム人ばかりたくさん乗っていて、ベトナムのラジオがかかっていて、バスが止まるとラジオも止まり、暑くて、臭かったが、なんかメチャクチャ、俺ってアジアを旅してル!という変な感動をしてました。
車内では金を払わずに乗った人と会計係が言い争いをして、客が途中で降ろされたり、あんな狭い車内を普通に歩いている、おっちゃんやおばちゃん。
途中の休憩にはのんびりとビールを飲んだり、おばちゃんと会話をしたり、バスの中でタバコ吸ったり、楽しい。
さらに夜になると、車内は真っ暗。

俺らはハノイに入る橋の手前でツアコンに降りるように言われたが、バスの周りにたくさんの客引きがいて降りることができず、一緒に乗ったおばちゃんは荷物をバスに残したまま、まるで物を奪い合うかのように引きずり降ろされてしまった。
ちょっと行った所で俺とツアコンは降りられたが、おばちゃんの荷物は何故か俺が持っている。

そしたらツアコンの兄ちゃんが「おばちゃんを探してくるから、荷物を見といて」と言って、俺を置き去りにしてバイタクに乗り、行ってしまった。
俺の周りには人相が悪そうなバイタクのおっさんが5人おります。
ツアコンの兄ちゃんが帰ってきた。どうやら見つからなかったようだ。
「もう一回行ってくるから」とかなり、あせるツアコン。

俺はそんなことより自分がどうなるか、とてもとても不安だった。
やがて、おばちゃんが俺を発見し、荷物を受け取りにきた。そしてツアコンの兄ちゃんも帰ってきた。
しかしまだ安心できないツアコン。次は俺をホテルまで送らなければならない。

ハロン湾の鍾乳洞

ツアコンはタクシーで俺をホテルに送りたいらしいが、こういうときに限って全くタクシーが通りません。
バイクタクシーのオヤジ達がツアコンにからむ。さらにあせるツアコン。
結局タクシーはつかまらず、バイタクでホテルまで行くことになったが、バイタク代は自腹だ。
俺のUS70$はいったい何に使われたのでしょうか?全てがテキトーすぎます。
ホテルに帰って来たときは、もう疲れて、あきれて物も言えない状態でした。

次の日このことをホテルの人に言って、金返せ!と怒鳴り散らしたが結局、お金は戻ってこなかった。
(バイタク代だけ戻ってきた)
楽しかったが、これはUS70$のツアーじゃありません。
プリンスホテルよ絶対に許さん!!!