あっちこっちバンコク観光(1)
暑さのため、起きては寝るを繰り返し、朝8時になった。
旅立ちから2日目。結局、4時間も眠っていない。
今日の僕の行動予定は、ベトナムビザを取るために、旅行会社へ行くことだ。
なにわともあれ、まずはお金が必要なので、カオサンロードの両替所へ行くが、朝9時のカオサンロードは、店がほとんど閉まっており、閑散としている。
当然、両替所も閉まっていたので、しかたなく開くまで、その辺をブラブラと歩いていると、タイでは、なくてはならない乗り物、トゥク・トゥクの運チャンが、「観光しないか?」と僕を呼び止めるが、僕は「あいにく、今はお金がないんだよ。」と言って、断っていた。
やっと両替所が開き、僕は1万円を両替し、ベトナムビザを取るために、旅行代理店へ。
自分で取る。と言う方法もありますが、旅の初心者は無理をせずです。
4日後にビザが出来、5日後に出発することに決めた。
バンコクからハノイまでの航空券片道4400バーツ、ベトナムビザの値段は2100バーツ。
合計で日本円にして18200円くらい。
さっき両替をしたが、足らなかったので、再び両替をして代金を支払った。
自分の中では、かなりの大仕事と思われた、ベトナムビザ&航空券の予約も、いともあっさりと終了し、これから4日間は観光に励もうとガイドブックを見ながら、王宮前広場を歩いていると、タイ人で学生という、ちょっと胡散臭そうなヤツと知り合った。
僕が今から王宮(ワット・プラ・ケオ)へ行くと言うと、彼は午後2時からそこで、イベントがあるから、その時の方が良いと言い、それまで僕が勧める寺院を見学したらいい。と言う。
いくら僕が旅の初心者であっても、これは何かあるな。と思っていたけども、正直、僕も時間を持て余していたので、行ってみようかと思い、僕は、彼が勧めるトゥク・トゥクに乗り込んだ。
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王宮(ワット・プラ・ケオ)
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トゥク・トゥクに乗ったのは、この時が生まれて初めてだった。
バンコクのネットリとした空気から、解放されるように、風を受け、喧騒の街を走り抜けてゆく。
トゥク・トゥクって、気持ちが良いね。なんて思いながら、2つくらいの寺院を見てまわった。
初めて目にするタイ寺院は、日本の寺院のような、わび、さびのような情緒はなく、屋根は、緑や赤、オレンジ色など派手であり、中へはいると大理石の床、鎮座する黄金の仏様。
仏様の前に花を添え、お祈りをする、タイの人々。
日本とは違い、とても色鮮やかである。
「なんて信仰心の厚い人達なんだろうか。」と僕は感心するが、全ての人達が、このように心清らかなわけではなく、僕をここへ連れてきたトゥク・トゥクの運チャンもその一人だった。
運チャンが、僕を次に連れて行った場所は、政府公認?の宝石屋でございます。
やってくれたな、学生君。あんたと運チャンはグルだったのね。
貴金属や宝石に全く興味もなく、金もない僕に、スーツを着た店員が近寄ってきますが、全く買う気がない僕は、そそくさと店を出た。
運チャンは「もう出てきたのか!」と言う感じで不機嫌な表情をし、次の寺院。デッカイ大仏がある寺に着いた。
僕は、気持ちよくココナッツ・ジュースを飲みながら見学を終え、門の前へ帰ってきたら、運チャンは、僕に「30バーツだと、ここまでで終わりだ。」と告げ、30バーツを要求してきました。
僕も「こういうことだったんだ。」と解り、30バーツ払って、バイバイ。
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王宮(ワット・プラ・ケオ)
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しかし、ここが何処だか分からない僕は、暑さで歩くことを考えず、やって来たタクシーにすかさず乗り込み、王宮(ワット・プラ・ケオ)へ。
建築物はどれもすばらしく、タイ寺院あり、西洋建築あり、そして光り輝く金色の仏塔。
仏像なのか、何かの神様なのかわからないが、その姿形もユニークで見ていて飽きない。
石で造られた、アンコール・ワットの模型も見ることが出来た。
1時間半くらい見学していた僕の顔や腕は、すっかり日に焼けて、赤くなっていた。
門を出ると、客引きが寄ってきますが、他にもターゲットが大勢いるので、
しつこくはなく、あっさりと立ち去っていきます。
僕は、今日はこれくらいにしておこうと、日が少し傾いた空の下、光り輝く王宮を背にして、
ゆっくりと広場を歩き、カオサンロードへ帰った。
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