運命の人?〜ミングォンにて〜
今日は、マンダレー近郊の村、ミングォン(MINGUN)へ行った。
ここを選んだ理由は、ガイドブックを見て、一番行きやすそうだったからです。
ゲストハウスから、ミングォン行きの船着き場まで歩いて行き、受付の小屋で、外国人料金の船代1,000ksとミングォンの入境料3FECを払う。
ここの船着き場は、昔のアジア映画に出てくるような感じです。
野良犬もいるし、野良豚?までおります。
僕は、船着き場にある屋台で、朝食の麺スープを食べたりしながら、出発を待った。
船は定刻通り、午前9時に3隻の外国人ばかりを乗せた船が、マンダレーを出航。
約40分ほどで、ミングォンに到着。とても巨大なミングォン・パゴダに迎え入れられるような感じだ。
船を降りると、さっそくお土産屋のおばちゃん達が、わんさかと寄ってきます。
僕は運悪く、一人のTシャツ売りのおばちゃんと目が合ってしまい、しつこく付きまとっている。
ミャンマーアルファベットが書いてある、このTシャツは欲しいけど、今はいらない。
でも、値段を聞いてみた。3USドルだそうだ。やっぱりいらない。そしたら、あっさりと2USドルになった。
お土産屋でも値段を聞いたが、2USドル(2,000ks)だ。
3USドルで売ってくるのは、フリーの土産屋だけだ。
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(左)ミングォン・パコダ (右)ミングォン・パゴダ頂上
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僕が最初に訪れたのは、船からも見えていた、とても巨大なミングォン・パゴダだ。
土台のみのパゴダだが、とてつもなくなくデカイ。
崩壊寸前のように見える、このパゴダの上まで登れるようなので、膝が腫れて痛いが、僕はサンダルを脱ぎ、登ってみることにした。
頂上からの景色はとても良かったが、パゴダの頂上は、ボコボコでデコボコ。
膝が痛い僕にとっては、とても歩くのが困難な所やし、ヤギのウンコだらけです。
神聖な場所だったら、もっとキレイにしとくべきである。ゴミも多い。
膝の痛みに耐え、やっと下に降りてきた僕は、パゴダ前にある巨大な崩れたライオン像を見た後、これまた巨大な、ミングォンの鐘を”カーーン”と叩いた。
ミングォンって小さい村ですが、スケールがデカイもんばっかり。
次の目的地まで歩いていると、「タナカ」と言う、ミャンマーの紫外線防止化粧品(木の粉)を売っているおばちゃんに呼び止められ、僕の顔にタナカを塗り始めた。
このような形でタナカデビューしてしまった僕は、ミャンマーの人々に「ビューティフル!」
なんて言われたりします。そんなこともあってか、お土産屋の人たちは、女性用ロンヂーを売ってきますが、
「こんな体のデカイ女性はめったにおらんし、どっから見ても男やろ。」
みんなも、そんなん分かってるけど、おもしろいからって感じで、僕の目の前に女性用ロンヂーを持ってきて、「あらっ、間違えたわ。」なんて感じで、ゲラゲラと笑っています。
僕としては、みんなが喜んでくれれば、それで良いのです。
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(左)ミングォンの鐘 (右)牛車
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そうこうしている内に、シンピューメェというパゴダに到着。
純白のパゴダが、青い空にとても似合っていて、パシャパシャと写真を撮った。
とてもキレイなパゴダです。
そろそろ船着き場まで戻らなければならないので、来た道を戻る。
船着き場では、マンダレー行きの夜行バスで一緒だった、スイス人のマッツォ君にまた会った。
「everytime, everytime you meet.」ほんまよく会うなぁーというか、最近は毎日どっかで会っている。
昨日も、夕食の食堂が同じだったり。ヤンゴン最終日から毎日会ってます。
僕は英語は得意じゃありませんが少しだけマッツォ君と会話した。
マッツォ君:「マンダレーにはどのくらい滞在するんだ?」
僕:「3日間で、明日はバガンへ行く。」
マッツォ君:「俺も明日はバガンへ行くんだ。何でバガンへ行くの?」
僕:「バスで行く」
マッツォ君:「えっ!バスで。俺も明日バスでバガンへ行く。バス会社はどこ?」
僕:「知らない。」
マッツォ君:「俺も知らない。バス代はいくらだった。」
僕:「3,100ksだった。」
マッツォ君:「俺も3,100ksだった。」
僕とマッツォ君は、この運命的な出会いに少々戸惑った。
「インレー湖へは行くのか?」と聞かれたので、僕は「行かない。」と、やっと行き先が違い、ホッとする二人であったが、しかし!こんなんはまだまだ序の口です。今回の旅で、マッツォ君とは、「おい!何でやねん!」というくらい各地で会うことになろうとは、想像すらしなかった。
マッツォ君が今回の運命の旅人になるのでしょうか?
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シンピューメェ
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この後も、二人は炎天下のもと、川沿いに座って、今後の行き先などを話した。
午後1時ちょうどに、マンダレーへ戻る船は出発。
僕とマッツォ君は、同じ船に乗って、マンダレーへ。
話は変わりますが、マンダレーで僕が泊まっている部屋が安い理由が分かった。
この部屋の隣の部屋が、工事中なのです。
朝から夕方までは、かなりウルサイです。
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