ラオス最終日

 昨日、犬に囲まれ、しかもメッチャ吠えられたので、犬が大嫌いな僕は、サバナケットは、もう諦めて、部屋にいよう!と昨夜から思ってましたが、今日はラオス最終日なのでがんばって出歩きたいと思います。

ゲストハウスを出発し、手には威嚇のための棒を持ち、犬にビビリながら道を歩き、俺がまず向かったのは銀行です。
手持ちのKipがないので、手持ちのタイ・バーツを両替。
やはり、その辺で両替するよりも銀行のほうがレートが良かった。

そして、金を手に入れた俺が次に向かったのは郵便局です。
どこにあるかもわからないので、トゥク・トゥクで行くことにした。(2,000Kip)
郵便局はメイン・ストリートから離れた、メコン川沿いにあった。
ここで手紙を2通だし、帰りは徒歩でブラブラしながら、帰っていると、ゲストハウスの近くに出た。
こんなに近かったのか。

これで本日の予定は終了です。
でも、まだ昼にもなってません。ラオス最終日といっても、何もやることはありません。
ブラブラすると犬に吠えられるし。

上:郵便局

右:ター・イーハン


東南アジアで出会う犬には、絶対に噛まれたくありません。
毛が抜け落ちて、ヨボヨボでシミだらけで病気のような犬たち。
こんな犬にもし噛まれたら、狂犬病まちがいなしです。
俺は予防接種はやってきておりません。

 さて、どこに行こうか?
ガイドブックがないので、目的地を選ぶことが出来ません。
困ったぁ〜。そうや!俺が泊まっているゲストハウスにサバナケットの観光名所らしい、塔の写真があった。そこに行ってみよう。
この塔の名前をゲストハウスのおっちゃんに聞き、トゥク・トゥクを拾い、値段交渉をして、俺はター・イーハンまで行ってくれと。
しかし、この時の値段交渉にお互いに(俺とトゥク・トゥクのおっさん)行き違いがあったとは。

俺はオッサンと電卓で値段交渉をしたが、この時オッサンが0(ゼロ)を見落としていたのだ。
4,000Kipをオッサンは40,000Kipと勘違いをしていたのだ。
俺も長い時間トゥク・トゥクに乗っていたので(1時間以上)、4,000Kipじゃないやろ?
と感じていましたが、まさか、10倍だったとは。


しかしラオス人はベトナム人と違い、観光客からボッタクろうなんて考えてはおりません。
しかし、これはオッサンのミスなので、そのことをオッサンに言うと
30,000Kipになったが、ちょっと後味悪くなってしまった。

ター・イーハンはラオスの寺院です。
今回の東南アジアの旅で、すっかり寺院を見飽きてしまっていたので、感動は薄く、短時間で、サッと見て帰りました。

再びゲストハウスに戻って来てしまった俺は、何もやることがないので、ビヤラオ(ラオスのビール)を飲んで、昼寝。
昼寝のあとは、日本人旅行者がゲストハウスに残した日本のホラー小説?をヒマなので読む。
初めはおもしろかったんやけども、終わり方が最悪。
すべてが台無しって感じ。あぁー夜更かししてソンした。もう2時だぜ。
明日の午前中、10時くらいにはタイに入国したいのに。

再びメコンを越えて(ラオス〜タイ)

 昨日の夜更かしのせいで、起きたのが10時。おっー!しまった。
あんな小説を読むんじゃなかった。俺はすぐに出かける準備をした。
荷物は昨日のうちにつめておいたので助かった。

ゲストハウスからサバナケットのイミグレーションまで歩いて行き、出国の手続き。
どうやら、土日は手数料で10,000Kip払わなければならないらしい。デカデカと書いてました。
50B(バーツ)でもいいらしい。俺はKipがなかったので50B払いました。

俺が船のキップを買い(10,000Kip)地元民で溢れかえった船に乗り込むと、出発。
そして対岸のムクダハンへ。俺は再びメコンを越え、タイに入国した。
さよならラオス。自然豊かなな良い国でした。また来たいです。

タイにしてはショボイと思ってしまう、この街ムクダハンもラオスから来た俺にはとても華やかに映った。
川沿いのマーケットや色とりどりの店。そして人々の活気。
川を越えただけで、こんなに違うものか!あっけにとられてしまった。
そして、何もかもが新鮮に映ってしまう俺はこの街を歩いてみたいと思った。
このまま、俺はウボン(地名)に行く予定だったが、この街に1泊することにしました。

ムクダハンから、サバナケットを見る/ムクダハンにて

 さぁ、またここからが大変です。俺が持っているタイのガイドブックには、ムクダハンなんて載っておりません。
そういうことなので今回もドライバーを頼りに、ゲストハウスめぐり。
ソンテウのバイクVersionに乗った俺は、おっちゃんにゲストハウスに連れていって。と頼みました。
しかし、おっちゃんは何故か高級ホテルへ。オマエはアホか?誰がこんな所に泊まれんねん。
俺がそんな金持ちに見えるか?次!

2軒目は1泊=160Bの宿に到着。
やっと理解してくれたか。そして俺は部屋を見せてもらうことに、
しかし、これはチョット・・・。部屋はまぁガマンするとしても、このシャワー?はアカンわ。
ここのシャワー?は普通にシャワーがある高さの所に水道の蛇口がついていて、それをひねると、茶色の水がドボドボと流れています。
これはこれで、おもしろいが、俺はここには泊まりたくありません。次!

3軒目に行ったのは、バンガロー風ゲストハウスです。
ここ高いんちゃうん。と思い、値段を聞くと、1泊250BでTV、HOTシャワーです。
俺の中では、250BまでならOKなので、ここに泊まることにしました。
荷物を置いた俺は、さっそく街をぶらついた。

川沿いのマーケットにて

川沿いのマーケットを何往復もしたり、屋台で久しぶりのタイ料理を食べたり、いろんな物が売っていて、見ていてあきない。
タイは、もう3度目の入国になるが、こんなにも新鮮な気持ちになるなんて。
そして向こう岸には、今日の午前中までいた、ラオスの街サバナケットが見える。
「また、戻りたいな。でもビザがいるのか。」と夕日に包まれた対岸を眺めた。

今日は久しぶりにテレビでも見ながら、酒を飲もう。