いざ!広州へ
目覚ましが鳴り、朝の7時半に起床。汕頭とも今日でお別れなのだ。
見事に、僕のハートに命中した汕頭に別れを告げ、僕は宿の隣のバスターミナルへ向かい、次の目的地、広東省の省都の広州へ!
バスは1回の休憩を入れ、約6時間で広州駅の隣のバスターミナルに到着。
「やっと着いたな」とバスを降りると、客引きのオッチャンやオバチャンがしつこく寄って来る。
おっー!やっぱりこうでなくちゃ!と、さっそく僕は一人のオバチャンに着いて行く。
どんなところへ行くのだろうか?と少しばかり不安でしたが、一軒の旅社に到着。
受付へ行き、値段を聞こうとしたら、「ここは中国人しか泊まれないの。ゴメンね。」だって。
僕はここで、役に立たないオバチャンに別れを告げ、一人で宿探し。
結局、駅前のユースに落ち着いた。
さっそく荷物を置き、外へ。
僕が、大都市に着いたら最初に探すのはインターネットが出来る所だ。出来れば日本語が使えるほうが良い。
中国では、東南アジアのようなオシャレなネット・カフェは、ほとんどなく、小中学生がたむろしているような、薄暗い感じのネットゲーム屋がたくさんあります。
小さな街では、それはすぐに見つかるが、広州のような大都市では、それを探すのも一苦労だ。
|
|
|
|
越秀公園から見た広州の街
|
|
|
|
|
|
|
|
部屋を出て、1階の受付に行き、従業員に「どっかインターネットが出来る所はありませんか?」と、英語や漢字などを使って聞き、中国大酒店で出来ると教えてくれたので、歩いて行ってみることにした。
駅周辺には、『蘭園』『越秀公園』など公園が多く、明日にでも行ってみたいと思う。
それに広州は道が広い。車やバスも多いし。これにはちょいっと驚いた。
さすが華南地方最大の街だけのことはある。
僕は大通りをいくつか越えて、中国大酒店に到着。
さすが5つ星ホテルだけあって、ホテルの人達の対応も良い。
日本人スタッフも在駐しているので、僕はここの日本人スタッフにインターネットが出来るところを聞いた。
「ここ(中国大酒店)のビジネスセンターでもインターネットは出来ますが、1時間=160元なので高いですよ。」
と言うことなので、日本人スタッフは中国人スタッフに安いネット屋を聞いてくれた。
地図まで書いていただき、ほんと謝謝でございます。
地図を頼りに僕が向かったのは、西華路の電子城(パソコン屋)。40分ほど使って4元だった。
日本語が使えなかったので、グローバルIMEを入れ、日本語を使えるようにした。
遅めの昼食も西華路の食堂で猪手麺(豚足麺)を食べた。
この通りは店、学校、市場などがあり、なかなか賑やかな所だった。
ここからの帰り道のこと。
カバンからカメラを取り出そうとしたら、カバンのチャック部分が破れ、壊れた。
東南アジアの旅でベトナムのハノイで購入したこのカバンも、今回の旅で2回も破れ、そのつど修理していたが、ついにここまでか。
壊れたカバンを持って、ユースへ戻った僕は、ガイドブックだけを持って、再び外へ行こうとしたら、ユースの廊下で「日本人ですか?」と話かけられた。久しぶりに自分以外の日本人の日本語を聞いた。
上海を出てからは、誰一人と日本人と出会ってなかったので、ちょっと懐かしかった。
「はい!日本人です。」と言い、少し立ち話をして、晩ご飯を一緒に食べにいった。
僕が出会った、ケメ旦那とケメ子さんは、夫婦で世界一周を目指し、旅を始めたばかりだった。
そして僕が蘇州号で出会った、nob君、wan君と香港で出会っていたらしく、そんな話で盛り上がった。
そして明日3人で広州料理レストランへ行くことを約束し僕らはユースへ帰った。
明日は久しぶりに楽しい夕食になりそうだ。楽しみ楽しみ。
夜、部屋の電球が切れるという、ちょっとしたアクシデントがあった。
僕はフロントへ行き、「チカチカ!バチッ!」と言うと、なんのことか分かってくれたらしく、電球を取り替えに来てくれた。
ほんとジェスチャーだけでよく理解してくれたよ。
部屋は以前より、少し暗くなりましたが、真っ暗よりか良いです。
翌朝、そのような部屋を午前9時に出ていった僕は、首からカメラをぶら下げ、カバンがないので、スーパーのビニール袋に地図やペットボトルを入れて、目の前の広州駅を歩く。
|
|
|
|
広州駅前の様子
|
|
|
|
|
|
|
|
この人混みの中では、カメラをぶら下げている僕は、目立たないだろうと思っていましたが、やっぱり目立ちます。
そしてみんな避けていきます。「早くカバンが欲しいな。」と僕は駅近くの3軒のカバン屋を見て回り、30元で有名メーカーの偽物カバンを購入。
その後、テクテク歩いていると線路にでた。
ここの近くには広州西站(駅)がありますが、おそらく今は電車は走ってないと思う。
線路をみんな歩道として利用しております。ちょっとした歩行者天国です。
僕がここで写真を撮っていると、ヒマそうな兄ちゃんがやって来て、少し筆談。
まもなく日本と韓国で開催される、ワールド・カップは「韓日足球世界杯」と書くらしい。
そのうち僕がヒマそうな兄ちゃんに日本語を教えることになってしまった。
”ありがとう””こんにちは”とノートに書いて、読み方まで教えてあげた。
そして俺も、少しだけ中国語を教えてもらった。
それにしても、今日は久しぶりに暑い。
こんな日は水分をたくさん取らなければと、2本目のペットボトルの水をゴクゴクと飲む。
街路樹によって木陰になった流花路を歩き、中国銀行で両替。
今晩は、ケメ旦那&ケメ子夫妻とレストランへ行くので、手持ちの現金じゃちょっと不安だった。
フィルムも買ったし、もう用事が済んだ僕は、これから広州観光。
|
|
陳氏書院にて
|
広州西站付近の線路
|
|
|
|
最初に僕が向かったのは、『五仙観』という寺。
左右の土地は更地になっていて、ここだけ取り残されたようにポツンと建っています。
きっとここは、五人の仙人によって守られたのだろう。
お堂の中には、名前の通り、五人の仙人の石像が置いてありました。
そして次は『懐聖寺』。しかし入り口が分からず断念。まぁええか。
ほんで次は『六榕寺』。1400年以上の歴史を持つ、古い寺院です。
この寺院のシンボルが花塔という名の57メートルもある高い塔です。
今日は日曜日のため、信者や観光客がたくさん来ていて、線香をあげたり、手を合わせたりしている。
塔の入場料は10元。細くて高い所が苦手な僕は無理して入場。
四層目くらいになると、もう恐い。下を見ると、吸い込まれて落ちてしまいそう。
結局半分の五層目でギブアップして降りてしまいました。
そして、今日最後の観光地。『陳氏書院』へ。
門をくぐり、目にした光景は!屋根や壁などいたるところに立体的な装飾だらけです。
圧巻です!中も見る物がたくさんあって、飽きません。
いままで行った中国の観光地では、ここが良かったです。度肝を抜かれたって感じでした。
ここを後にして、僕は地下鉄に乗り、北京路で降りて、人人人という北京路を通り抜け、
市バスに乗って、駅前のユースに帰って行った。
さぁ!これから、お楽しみの夕食と思いきや、ケメ子さんの体調が悪く、明日に延期。
僕はケメ旦那と二人で、青と白のタイル張りのファミレスのような所で夕食。
ご飯3杯も食べてしまった。
|
|